注意するべきポイントは以下のとおりです。
①金利固定期間 : 金利変動をなくし、安定した返済金額にするため、なるべく長期固定期間を選ぶ
②返済期間 : 返済できると思う金額より更に長期返済にして返済を少なくする
③ボーナス返済 : 支給額の変動が激しいので,なるべくボーナス払いを少なくする
当たり前のことなのですが、要点は、長期的に安定して楽な支払いができるような返済プランが望ましく、お金に余裕ができた場合は一部繰り上げ返済を考えるということです。このことは住宅ローンを組むほとんどの人に当てはまります。
たまに、保証料や金利の総支払額が増えるという理由で、ちょっと無理してでも返済比率ぎりぎりで短期固定金利、短期返済期間にしたいと言われる方がいます が、ローンは突発的な理由で返済が厳しくなっても払い続けなければいけませんし、払えなければアウトです。ローン以外でお金を使わなければいけないことも あると思います。 早く返したいのは誰も同じですが、金利等の負担額が増える申し込みでも、その分は払えなくなるリスクに対する保険だと考えたほうが得策 です。
しかし、返済していく中でお金に余裕ができるようなら、話は別です。多少の手間と費用がかかりますが、一部繰上げ返済を考えましょう。それによって金利の総支払額も減らすことができますし、早く完済できれば保証料も戻ってくる場合もあります。
逆の事例を考えてみます。
例えば、返済期間が20年のローンを組んでいたのを、諸事情により、30年のローンに組み替えたいといった場合はどうなるでしょうか。
この場合、現在の銀行住宅ローンは、ほとんどが保証会社の承諾が必要でしたので、再度、保証会社の審査・承諾が必要になります。
(保証会社の概要についてはこちらに書いてあります。)
http://minimagi777.blogspot.jp/2013/01/blog-post_6334.html
現在の住宅ローンの返済期間は、最長で35年がほとんどなので、審査理由になると考えられますが、承諾してくれるかどうかはわかりません。また、保証会社自体がローンの保証事業を撤退、倒産していたという場合には更に厳しい状況になるかもしれません。
短期返済を勧める記事等も見かけますが、少なくとも、申し込み時点から余分なリスクを負う必要はありません。「木を見て森を見ず」ということだけは避けて下さい。
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