1つは借 りた後の返済計画です。事前に考えておくことは当たり前なこととは思うのですが、実際には金利や税制の優遇に魅かれ、あまり考えてない方が多いです。現在 の住宅ローンでは2回以上延滞すると俗に言うブラックリストに載ることになり、このことについて考えていない人は、かなりリスキーなことをしていると言え ると思います。私の経験上、返済が苦しくなる時が、奥さんが出産等により仕事を辞めた時、子供の大学進学時、勤務先が経営難で給料が減少、の3パターンあ り、突発的に起こることが多い勤務先の経営難は別にしても、残りの2つに関しては、十分考慮しておくべきことだと思います。
2つ目はそもそも今、住宅を購入する必要があるのかということです。住 宅の購入で多くの方はほぼ全資産をつぎ込み、ローンによって将来するべき投資についても制約を受けることになります。住宅購入は直接的に収益を生みませ ん。勤務先で財務や経理をされている方なら良くわかると思いますが、会社で言えば福利厚生費に資産のほとんどをつぎ込み、借り入れをした挙句、総資産を膨 らませ効率を悪くしているようなもので、そこに費用をかけるぐらいなら、子供への投資、収入を増やすために自分自身への投資、直接的に株等に投資し資産を 増やす等選択肢も十分考えられると思います。現在は経済が停滞する中、個人の方でも会社と同じように、損益だけでなく、今保有している資産をいかに効率的 に使うかという貸借的な考え方も取り入れなくてはならない時代だと思います。
マイホームは、多くの方の目標の1つであると思いますが、最低限、上記に書いたことを考慮のうえ住宅に投資し、ローンを組んでもらえればと思っています。
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